日本の四季を楽しむ暦生活4月編

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4月は、温かくなり活動的になる時期ですが、「なんとなくだるい」「気分が落ち着かない」と感じることはありませんか。実はこれ、あなたの体が季節の変わり目に正直に反応しているサインかもしれません。
古くから伝わる「二十四節気」を学ぶことで、そんな春の揺らぎを穏やかに受け取れることができ、楽しめるようになるかもしれません。

4月の二十四節気と七十二候


4月の暦をご紹介します。

清明(せいめい)(4月4日頃)

「清明」とは、すべてのものが清らかで明るく輝くことをさします。草木が芽吹き、花が咲き、空気ごと生まれ変わるような清々しさに満ちた頃です。

七十二候
-玄鳥至る(つばめきたる):ツバメが南から戻ってくる。
-鴻雁北(こうがんかえる):雁が北へ帰る
-虹始見(にじはじめてあらわる):春雨の後に虹が見えはじめる

穀雨(こくう)(4月20日頃)

「穀雨」とは、穀物を潤す恵みの雨のことをさします。春の終わりを告げる節気であり、農作物にとっては生長を後押しする大切な雨が降る時期です。この雨の後、夏に向かって自然は一気に勢いを増していきます。

七十二候
-葭始生(あしはじめてしょうず):葦が水辺に芽吹く。
-霜止出苗(しもやみてなえいずる):霜が降りなくなり稲の苗が育ちはじめる。
-牡丹華(ぼたんはなさく):牡丹の花が咲き誇る。

暦生活の楽しみ方〜4月編〜


二十四節気に少し意識を向けるだけで、日常がやわらかく変わります。

春の散歩と五感

桜が散った後には八重桜や山吹が咲き、街路樹も緑をまとい始めます。たけのこを掘り起こした土の匂い、春雨に濡れた新緑の輝き。こうした小さな変化を五感で受け取ることが、日常を色鮮やかにする第一歩。
穀雨の頃には、雨音に耳を傾けながら窓の外の草木を眺めるだけでも、季節とつながる感覚が生まれます。

春の旬食材

4月の食卓には、たけのこ、春キャベツ、新玉ねぎ、菜の花、そら豆などが並びます。いずれも体の巡りを助け、冬の間に溜め込んだものを外へ出してくれる食材です。特にたけのこは食物繊維が豊富で、腸の動きを活性化する働きがあります。ゆらぎ世代に嬉しい、腸活にもつながる旬の味です。
菜の花やふきのとうの苦みは、体のデトックスを促す春野菜ならではの恵みなので、積極的に取り入れたい食材のひとつです。

春の季節語

「春暖の候」「花冷えの折」「万緑の候」など、4月には気候の変化をうつくしく表す言葉が豊富にあります。手紙やメッセージに一言添えるだけで、四季の移ろいを共有することができます。

おわりに

4月の自然は、いつも先を急ぎすぎるほど生き生きとしています。人の体もまた、その勢いに引っ張られるように動き出す季節。
清明の透き通った空気を感じ、穀雨の雨音に耳を傾けながら、この春の巡りをご自身のペースで楽しんでみましょう。

ゆうの

ライター歴23年目、3人の子どもを育てるシングルマザー。 お酒と編み物、横浜DeNAベイスターズが好き。

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