7月は暑さが本格化する時期です。
季節の移ろいを丁寧に伝えてくれ「二十四節気」と「七十二候」。
二十四節気は、太陽の動きに基づき、一年を24等分した季節の指標のこと。
七十二候は、二十四節気をさらに約5日ずつに分けた暦です。
暦と共に歩むことで、四季の移ろいを感じてみませんか。
7月の二十四節気と七十二候 一覧と意味
7月の暦をご紹介します。
小暑(7月7日頃)
梅雨明けと重なり暑さが本格化する時期で、体調管理が大切になります。
季節の変わり目に合わせた食事や、生活習慣の見直しを行いましょう。
七十二候:
– 半夏生(はんげしょうず):半夏=カラスビシャク(烏柄杓)
大暑(7月23日頃)
一年で最も暑い時期とされており、熱中症対策や涼を取る工夫が必要です。
夏バテ防止のためにも、しっかりと食事をとり、ゆっくり休みましょう。
七十二候:
– 温風至(あつかぜいたる):風が温かくなる
– 蓮始開(はすはじめてひらく):蓮の花がひらく
– 鷹乃学習(たかすなわちわざをならう):鷹の子が自立の学習をする
– 桐始結花(きりはじめてはなをむすぶ):桐が実を結ぶ
– 土潤溽暑(つちうるおうてむしあつし) :蒸し暑い日が続く
暦生活の楽しみ方〜7月編〜
行事に積極的に参加したり、旬の食材を食事に取り入れたりすると、暦生活をより楽しむことができます。
季節の行事や風物詩を味わう
7月には、七夕(7月7日)、海の日(7月の第3月曜日)、土用の丑の日(7月下旬)などの行事があります。
七夕に夜空を見あげたり、土用の丑の日にはうなぎを食べたりして夏バテを防ぎましょう。
食で楽しむ
7月には、夏野菜(トマト・ナス・キュウリなど)や果物(スイカ・桃・ブルーベリーなど)が旬を迎えます。
食卓に、旬の味覚を取り入れましょう。
季節の言葉
時期によって、小暑(しょうしょ) 盛夏(せいか)炎暑(えんしょ) 酷暑(こくしょ)と、暑さをあらわす言葉も変化します。
「鮮やかな七夕飾りを見かけるころ」など、挨拶に季節感を取り入れてみましょう。
おわりに
風鈴や打ち水、風通しの良い衣服など、日本の伝統的な涼の取り方を楽しむ7月。
暑さによる疲れやストレスがかかる時期なので、生活リズムを整えることが大切です。
暦を生活に取り入れて、心豊かな日々をおくりましょう。