要らない家具、どう活かす?リサイクル・リユース・リメイク完全ガイド

家事

まだ使えるけれども、要らない家具を「捨てる」か迷っている方も多いと思います。

リサイクルで素材を再資源化したり、リユースで人の手へつなげたり、リメイクで新たな魅力を加えたり…。そんな環境にも家計にも優しい選択が、あなたの暮らしをより豊かにしてくれるかもしれません。

処分する前にチェックすべきポイント


要らない家具を処分する前に、まず確認しておきたいポイントがあります。

家具の状態を確認する

まずは、家具の状態をしっかり確認しましょう。傷や汚れ、破損の程度によって、取るべき選択肢が変わってきます。
状態が良い家具は、売却や譲渡が可能です。

一方、大きな傷や破損がある場合は、リサイクルや粗大ゴミとしての処分が適しています。「自分では判断できない」という場合は、写真を撮ってリユースショップに相談してみるのも良いでしょう。

サイズと重さを把握する

家具のサイズと重さは、処分方法を決める上で重要です。自分一人で運べるサイズなのか、複数人が必要なのか、搬出経路は確保できるのかを確認しましょう。

特にマンションやアパートの場合、エレベーターや階段を通れるかどうかも要チェックです。無理に運ぼうとすると、怪我や建物を傷つける原因になるので注意してくださいね。

処分にかけられる時間と予算を決める

「すぐに処分したい」のか、「時間をかけてでもお金にしたい」のか、優先順位を決めておきましょう。急いでいる場合は、有料でも回収業者に依頼する方がスムーズです。

時間に余裕があるなら、フリマアプリで売却したり、無料で譲る方法を検討したりできます。

付属品や説明書があるか確認する

組み立て式の家具の場合、説明書やネジなどの付属品が揃っているかを確認してください。揃っていると、売却時の査定額があがったり、譲渡先が見つかりやすくなったりします。
ブランド家具の場合は、保証書や購入証明書があると、より高く売れる可能性があります。

無料で処分できる方法


費用をかけずに家具を処分する方法をご紹介します。

友人・知人に譲る

まず検討したいのが、身近な人に譲る方法です引っ越しや新生活を始める友人がいれば、声をかけてみましょう。
SNSで「譲ります」と投稿するのもひとつの手。ただし、運搬は自分で手配する必要があることが多いので、その点は事前に確認しておきましょう。

ジモティーなどの無料譲渡サイトを利用する

ジモティーは、地域で不要なものを譲り合えるサービスです。
無料で家具を譲ることができ、引き取りに来てもらえるので、運搬の手間が省けます。写真と状態を詳しく記載することで、引き取り手が見つかりやすくなります。
「直接取りに来てくれる方限定」と書いておくと、配送の手間も省けます。

地域によって利用者数が違うため、掲載してもすぐに引き取り手が見つからない場合もあります。時間に余裕を持って掲載しましょう。

自治体の無料回収を利用する

一部の自治体では、まだ使える家具を無料で回収し、リユースする制度があります。回収した家具は修理して、必要な人に安価で提供されたり、福祉施設に寄付されたりします。
お住まいの自治体のホームページや、役所の環境課に問い合わせてみましょう。

NPOや福祉団体に寄付する

児童養護施設や福祉団体、海外支援団体などは、状態の良い家具を必要としていることがあります。自分では使わなくなった家具も、誰かにとっては「必要なもの」かもしれません。

インターネットで「家具 寄付 地域名」で検索すると、受け入れ先が見つかることがありし、 役所や公共施設に張り紙があることもあるので、チェックしてみてください。ただし、配送は自己負担の場合が多いので、事前に確認が必要です。

家具店の引き取りサービスを利用する

新しい家具を購入する際、古い家具を無料で引き取ってくれる大手家具店もあります。購入と同時に配送・設置・引き取りをしてもらえるので、手間が省けて便利です。
購入品と同種・同数の家具に限る、配送と同時の引き取りに限るなど、条件がある場合が多いので、事前に確認しましょう。

お金になる処分方法


要らない家具を処分しながら、少しでもお金にしたい方におすすめの方法をご紹介します。

フリマアプリで売る

メルカリやラクマなどのフリマアプリは、自分で価格を決めて出品できるのが魅力です。 状態の良いブランド家具や、デザイン性の高い家具は高値で売れることもあります。
出品時のコツ
•明るい場所で複数枚の写真を撮る
•傷や汚れは正直に記載し、写真も添える
•サイズや素材、ブランド名を詳しく書く
•配送方法を明記する(直接引き渡しのみ、など)
大型家具の場合は「たのメル便」など、配送業者が梱包・配送してくれるサービスを利用すると便利です。ただし、送料が高額になることもあるので、事前に確認しましょう。

リサイクルショップに売る

リサイクルショップは、査定から買取まで手早く済ませたい方におすすめです
店頭持ち込み、出張買取、宅配買取の3つの方法があります。
出張買取:自宅まで来てもらい、その場で査定・買取してもらえます。 大型家具や重い家具を運ぶ手間が省けるのが最大のメリット。 複数の業者に見積もりを取ると、より高く売れる可能性があります。
店頭買取:小さめの家具なら、自分で店舗に持ち込む方が早く現金化できます。 その場で査定額がわかるので、納得してから売却できます。
宅配買取:梱包して送るだけで買取してもらえますが、大型家具には不向きです。 小物やアクセサリー類の買取に適しています。
ブランド家具や状態の良いものは、専門のリサイクルショップに依頼すると高値がつきやすくなります。

ネットオークションに出品する

ヤフオクなどのオークションサイトでは、希少価値のある家具やアンティーク家具が高値で取引されることがあります。
入札者が競り合うため、思わぬ高値がつくこともあります。ただし、出品から落札、発送まで手間と時間がかかるため、急いでいる方には不向きです。

買取専門業者に依頼する

家具買取専門の業者は、リサイクルショップよりも高値で買い取ってくれることがあります。特にブランド家具や高級家具の場合、専門業者の方が適正価格で査定してもらえます。
複数の業者に見積もりを取って、比較検討することをおすすめします。

自治体の粗大ゴミ回収の利用手順

状態が悪く売却や譲渡が難しい場合は、自治体の粗大ゴミ回収を利用しましょう。

粗大ゴミ回収の基本的な流れ

自治体によって細かい手順は異なりますが、一般的な流れは以下の通りです。
1.自治体に申し込む
電話やインターネットで、粗大ゴミ回収を申し込みます。品目、サイズ、個数を伝え、収集日と手数料を確認しましょう。
2. 手数料を支払う
コンビニや郵便局、スーパーなどで粗大ゴミ処理券を購入します。 自治体によって取扱店が異なるので、事前に確認してください。
3. 処理券を貼って指定場所に出す
処理券に氏名または受付番号を記入し、家具の見やすい場所に貼ります。 収集日の朝(または前日の夜)に、指定された場所に出しましょう。
4. 回収される
指定日に回収業者が持って行ってくれます。 立ち会いは基本的に不要です。

粗大ゴミ回収の費用目安

自治体によって異なりますが、一般的な費用の目安は以下の通りです。
•椅子・スツール:200〜500円
•テーブル(小):300〜800円
•テーブル(大):800〜1,500円
•ソファ(1人掛け):500〜1,000円
•ソファ(2〜3人掛け):1,000〜2,500円
•ベッド(マットレス含む):1,000〜2,500円
•タンス・棚:500〜2,000円
サイズや自治体によって金額が変わるので、必ず事前に確認しましょう。

粗大ゴミ回収の注意点

収集日まで時間がかかることがある 人気の日程は予約が埋まりやすく、申し込みから収集まで数週間かかることもあります。引っ越しなどで急いでいる場合は、早めに申し込みましょう。

指定場所まで自分で運ぶ必要がある 部屋の中から運び出す必要があり、体力に自信がない方やゆらぎ世代の女性には大変な作業です。無理をせず、家族や友人に手伝ってもらうか、有料の回収業者に依頼することも検討しましょう。

回収できないものもある 家電リサイクル法の対象品(テレビ、冷蔵庫、洗濯機、エアコン)は粗大ゴミとして出せません。 購入店や家電リサイクル受付センターに依頼する必要があります。

不用品回収業者に依頼する方法


「すぐに処分したい」「運び出しも任せたい」という方には、不用品回収業者がおすすめです。費用はかかりますが、手間と時間を大幅に節約できます。

不用品回収業者のメリット

即日対応してもらえる 業者によっては、即日または翌日に回収に来てもらえます。急な引っ越しや、すぐに部屋を片付けたい時に便利です。

部屋からの搬出も任せられる 重い家具も、部屋から運び出してトラックに積み込むまで全てやってもらえます。体力的に不安がある方や、一人暮らしの方には特におすすめです。
まとめて処分できる 家具だけでなく、家電や雑貨など、まとめて処分できます。 一気に部屋を片付けたい時に効率的です。

不用品回収業者の費用目安

料金体系は業者によって異なりますが、一般的には以下のような設定です。
•軽トラック載せ放題:10,000〜25,000円
•1トントラック載せ放題:25,000〜50,000円
•単品回収:3,000〜10,000円(品目による)
複数の業者から見積もりを取って、比較検討することをおすすめします。

悪質業者に注意

残念ながら、中には悪質な業者も存在します。 以下のポイントに注意して、信頼できる業者を選びましょう。
チェックポイント
•「一般廃棄物収集運搬業許可」を持っているか確認する
•住所や連絡先がはっきりしているか
•ホームページや口コミを確認する
•見積もりを書面でもらう
•追加料金の有無を確認する
「無料回収」を謳っている業者には特に注意が必要です。 後から高額な料金を請求されるケースもあるため、必ず事前に見積もりを取りましょう。

リサイクルとリユースで家具を活かす

処分ではなく、家具を活かす選択肢もあります。 環境負荷を減らしつつ、家具の価値をつなぐことができます。

リサイクル

古い家具から木材・金属・ガラスなどを分別し、専門業者や自治体に依頼することで、新たな製品の素材へと生まれ変わります。自治体によっては無料回収やリサイクル制度を利用できる場合もあります。
「粗大ゴミ」に出す前に、リサイクル制度がないか調べてみてください。

リユース

まだ使える家具は、フリマアプリや地域の中古ショップを通じて次の持ち主に渡しましょう。個人間ではメルカリやジモティなどのサイト、店頭買取では専門ショップに依頼できます。
宅配買取・出張買取を利用すれば、重い家具や大きい家具でもリユースできます。

リユースをすることで、製品の使用年数がのび、ゴミを減らすことができます。

家具をリメイクして愛着を蘇らせる


使い古した家具でも、ひと手間加えることで新たな魅力が生まれます。「捨てるのはもったいないけど、そのまま使うのも…」という家具には、リメイクという選択肢もあります。

DIYでできるリメイク

塗装で色を塗り替えたり、椅子の布を張り替えたりするだけでも印象がガラリと変わります。 さらに、取っ手や脚の交換でデザイン性をプラスすることもできます。塗装に挑戦 水性塗料や家具用ペイントは乾きも早く扱いやすいので初心者にピッタリです。
1.砂紙で軽くやすりをかけて表面を滑らかにし、汚れをふき取る
2.塗料が付着して欲しくない部分をマスキングテープで保護し、周囲を養生シートで覆う
3.塗料はよく混ぜ、薄く何度か塗り重ねる
4.完全に乾いたら、マスキングテープを剥がして完成
アンティーク風に仕上げたい場合には、わざとムラを作ったり、やすりで角を少し削ったりするのもおすすめです。

リメイクシート

貼るだけで簡単なのがリメイクシートです。
1.リメイクシートを貼りたい大きさにカットする
2.裏紙を少しずつ剥がしながら、空気が入らないように貼り付ける
3.スキージーで丁寧に空気を抜きながら、全体を密着させる
4.余分な部分をカットして完成
木目調や大理石調など、様々なデザインのシートが100円ショップでも手に入ります。

専門業者に頼む本格リメイク

自力で手を加えるのが難しい場合は、リメイク業者に相談しましょう。修復やオーダーメイド塗装、構造補強など、プロの技術で世界に一つだけの家具に生まれ変わります。
費用は家具の状態や内容によるので、複数業者から見積もりと事例を提供してもらいましょう。

思い入れのある家具なら、プロに頼んで長く使い続けるのも素敵な選択です。

おわりに

要らない家具と一言でいっても、「活かす」「再利用する」「処分する」と選択肢は沢山あります。リサイクルで素材を資源に戻し、リユースで人へ繋ぎ、リメイクで新しいスタイルを生む。
ゴミとして処分する前に、これらの選択肢を検討することで環境負荷を減らし、持続可能な暮らしへの一歩を踏み出すことができます。

皆さんも是非、捨てる前に活用できないか、考えてみてくださいね。

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