雨が続く梅雨の時期でも、洗濯は欠かせないですよね。
そこで今回は、雨の日の洗濯術をご紹介します。
室内で洗濯物を乾かすためのポイントもあるので、参考になさってください。
雨の日の洗濯に最適なタイミングとは?

雨の日の洗濯は、湿度が低い時間帯に行いましょう。
雨の合間を狙って洗濯
天気予報をチェックし、雨の合間に洗濯を行うことで乾燥時間を短縮できます。
急な雨に備えて、外出する際には必ず洗濯物を取り込むか、屋根のある場所に移動させてください。
洗濯物が濡れてしまうと、雑菌が繁殖してニオイの原因になってしまいます。
外干しは風のある時間に
風のある時間帯に外に干すと、湿度が高くても少しは乾く時間がはやくなります。
軒下やベランダの屋根がある場所なら、小雨程度であれば外干しも可能です。
ただし、風向きによっては雨が吹き込むこともあるので、洗濯物の位置を工夫しましょう。
湿度の低い時間帯を選ぶ
湿度が低い時間帯(午前中など)に洗濯をすることで、乾きやすくなります。
昼過ぎからは湿度があがる傾向にあるので、洗濯は午前中に済ませましょう。
梅雨時期は、朝から雨が降っていることも多いですが、室内の湿度計をチェックして、湿度60%以下の時間帯を狙うと効果的です。
洗濯物を室内で乾かすためのポイント

雨続きで洗濯物を室内で乾かす際には、「空気の流れ」と「湿度管理」、そして「速乾」の3つのポイントに注意してください。
除湿機や扇風機の活用
室内での乾燥を助けるために、除湿機や扇風機を使用すると効果的です。
扇風機の風が洗濯物全体に行き渡るように、首振り運転をしてください。
エアコンの除湿機能(ドライモード)も併用すると、さらに乾燥時間を短縮できます。
エアコンと扇風機を組み合わせることで、部屋全体の湿度を下げながら、洗濯物に風を当てられるようになります。
風通しを良くする
洗濯物の間にスペースを確保し、風通しを良くすることで乾燥がはやまります。
物干し竿やハンガーラックを複数使い、洗濯物を分散させて干すことも効果的です。
一箇所に大量の洗濯物を干すよりも、複数の場所に分けて干す方が早く乾きます。
洗濯物はスグに干す
洗濯が終わったら放置は厳禁。
生乾きの状態を避けるためにも、スグに干してくださいね。
洗濯物の配置に工夫を
ハンガーや物干し竿を工夫して配置し、洗濯物同士が重ならないようにしましょう。
風通しの良い場所に干すのが鉄則です。
タオルは、長い辺と短い辺の長さを変えて干す「蛇腹干し」や「ずらし干し」が効果的です。
ズボンやジーンズは、ウエスト部分を下にして逆さまに干すと、厚い部分に風が当たりやすくなります。
靴下や下着類などの小物は、できるだけ外側に配置し、大きな洗濯物は内側に干すと、全体に風が行き渡ります。
洗剤を変えてみる
抗菌効果のある洗剤や柔軟剤して、ニオイのもとになる雑菌の繁殖を抑えましょう。
部屋干し用の洗剤には、抗菌・除菌成分が配合されており、生乾きのニオイを防ぐ効果があります。
漂白剤は、洗剤と一緒に投入するだけで、ニオイの原因菌を減らすことができます。
また、柔軟剤も、抗菌・消臭効果のあるものを選びましょう。
やってはいけない!雨の日洗濯のNG行動

雨の日の洗濯では、良かれと思ってやっている行動が、実は逆効果になっていることがあります。
洗濯物を密集させて干す
「場所がないから」と洗濯物を密集させて干すのは辞めましょう。
洗濯物同士が触れ合うほど密集していると、空気が循環せず、湿気が逃げません。
締め切った部屋で干す
「エアコンがもったいない」「外の湿気が入ってくる」と完全に締め切った部屋で干すのもNGです。
完全に締め切ってしまうと、洗濯物から出た湿気が部屋にこもり、結果的に乾きにくくなってしまいます。
厚手のものと薄手のものを一緒に干す
厚手のバスタオルと薄手のTシャツを同じ場所に干すと、乾燥時間に大きな差が出ます。
厚手のものは風が良く当たる場所に、薄手のものは別の場所に分けて干すと効率的です。
生乾きのまま収納する
「ほとんど乾いているから」と、湿り気が残っている状態で収納するのは絶対にNGです。
生乾きの衣類をタンスやクローゼットに入れると、収納スペース内の湿度が上がり、他の衣類にもニオイが移ったり、カビが発生したりする原因になります。
洗濯槽の掃除をしない
「洗濯機は洗剤を使っているから清潔」と考えて、洗濯槽の掃除をしないのもよくあるNG行動です。
洗濯槽の裏側には、カビや汚れが蓄積しており、それが洗濯物にニオイを移す原因になります。
浴室に干しっぱなし
「浴室乾燥機があるから安心」と、浴室に干しっぱなしにするのも注意が必要です。
浴室は湿気が溜まりやすい場所なので、乾燥機能を使わずに干すだけでは、かえって乾きにくくなります。
洗濯物のニオイ対策と防止方法

洗濯物のニオイをふせぐための方法をご紹介します。
洗濯槽の定期的な掃除
洗濯槽にカビや汚れが溜まると、臭いの原因となります。
洗濯層も定期的な掃除をしましょう。
月に1回は、市販の洗濯槽クリーナー(塩素系または酸素系)を使って掃除をしましょう。
塩素系クリーナーは除菌力が強く、酸素系クリーナーは汚れを浮かせて落とす効果があります。
どちらも効果的ですが、洗濯機の取扱説明書で推奨されているタイプを使用してください。
洗剤の選び方と使用量
洗剤は、除菌・抗菌効果があるものを選んだり、部屋干しをする際には部屋干しようの洗剤を選んだりしましょう。
洗剤の使用量が多すぎると、すすぎ残しが発生し、臭いの原因となります。
適切な量を守りましょう。
乾燥後の収納方法
乾燥後、洗濯物を湿気の多い場所に収納すると臭いの原因となります。
風通しの良い場所に収納してください。
完全に乾いた洗濯物でも、湿気の多いクローゼットやタンスに収納すると、再び湿気を吸って雑菌が繁殖することがあります。収納場所には除湿剤を置き、定期的に換気をしましょう。
クローゼットの扉を時々開けて空気を入れ替えたり、タンスの引き出しを少し開けておいたりすることも効果的です。特に梅雨時期は、収納スペースの湿度管理が重要になります。
おわりに
雨の時期に外干しをする際には、防水シートやカバーを使うと、急な雨から洗濯物を守ることができます。
また、洗濯をこまめにすることで、洗濯物が重ならずに乾きやすくなります。
雨の日でも、工夫次第で快適に洗濯を済ませることができるので、こまめに洗濯を心がけてくださいね。




