干し方ひとつで劇的変化?ふんわり仕上がる洗濯術

家事

洗濯物は、ふんわり柔らかく仕上げたいですよね。
実は、洗濯物の洗い方・干し方ひとつで、仕上がりが違うのを知ってますか?

そこで今回は、洗い方・干し方の注意や、タオルをふんわりさせるためのポイントをすぐに使える形でご紹介します。

洗濯物をふんわり仕上げるための洗い方


洗濯物をふんわり仕上げるためには、洗い方にコツがあります。

水をたっぷり使う

洗濯層の中で、洗濯物を泳がせるようにたっぷり水を使いましょう。
洗濯物を詰め込み過ぎてしまうと、水量が不足するのでタオル同士が強くこすれ合い、タオルのパイルが潰れたりして記事が痛みゴワゴワになる原因になってしまいます。
縦型の洗濯機の場合には、容量を7~8割程度にして水位設定を最高水位に。
ドラム式の場合には、節水で元々水量が少ないため、容量の半分以下で洗濯を行うのがオススメです。

洗剤を入れ過ぎない

洗剤を入れ過ぎると、タオルがごわついたり黒ずんだりするだけではなく、吸水性が低下してしまいます。
溶け残った洗剤が繊維の隅間に蓄積しないよう、洗剤は規定量を守ってください。

柔軟剤を避ける

柔軟剤は繊維をコーティングして柔らかくしてくれますが、コーティング成分には水をはじく性質があるので、使い続けることで吸水性が落ちてしまいます。
そのため、使用頻度をさげたり、クエン酸やお酢を使用したりしましょう。
洗濯洗剤のアルカリ性を中和して、洗剤のカスが繊維に残るのを防いで、自然な柔らかさを引き出してくれるだけではなく、殺菌・消臭効果も期待できます。

洗濯物をふんわり仕上げるための干し方


干し方のちょっとした違いが、仕上がりの柔らかさや乾きやすさに大きな差を生み出します。
まずは基本の「干し方」を押さえて、毎日の洗濯を格上げしましょう。

洗濯物はしっかり振りさばく

洗濯機から出したばかりの洗濯物は、すぐに干さず、軽くパンパンと振りましょう。
脱水で寄ったシワを伸ばし、繊維の間に空気を取り込むことで、乾きが早くなります。
タオルや衣類もふんわりとした仕上がりになるので、ほんの数秒の手間で大きな違いが生まれます。

綺麗に干すことで、乾いた後もたたみやすいです。

アーチ状で風通しを良く干す

洗濯物は丈の長さを交互にしながら干すと、自然とアーチ状に仕上がります。
この干し方は、空気の通り道を作りやすく、「煙突効果」で乾燥効率もアップ。
衣類同士に適度な間隔を空けることで、生乾きのニオイも予防できます。

パーカーなどのフードがある服は、フードが重ならないようにしてくださいね。

シワを伸ばしながら干す

衣類は干す前に軽く手で引っ張って形を整え、シワをしっかり伸ばしましょう。
特にワイシャツやブラウスなどは、生乾きのうちにアイロンをかけると、短時間で美しく仕上がります。
これだけで見た目も手触りも、まるでプロの仕上がりになります。

タオルをふんわり仕上げる極意

毎日使うタオルだからこそ、ふんわり感にこだわりたいもの。パイルの立て方や干し方を少し意識するだけで、ホテルのようなふかふか感が再現できます。

パイルを立たせてから干す

タオルを干す前には、端を持って5回以上バサバサと振ってみましょう。
こうすることで、パイルと呼ばれる繊維のループが立ち上がり、空気を含んでふんわり感が出やすくなります。
たったこれだけで、乾いた後のゴワつきが抑えられます。

隙間を確保して日陰で乾かす

日向に干すと洗濯物が乾きやすいですが、タオルは直射日光に当たることで色あせしたり硬くなりやすかったりします。
タオル同士の間に、こぶし1つ分ほどの間隔を空けて干すのがポイントです。
直射日光を避けて、風通しの良い日陰に干せば、色褪せや硬さを防ぎながら、ふんわり仕上がります。
梅雨や夏の強い日差しがある日にも効果的です。

仕上げに乾燥機でボリュームUP

自然乾燥のあとに、乾燥機で5〜10分ほど低温(50~60度)で回してみましょう。
このひと手間でパイルがさらに立ち、ふかふか感が格段にアップします。
まるで新品のようなタオルの手触りがよみがえります。

乾燥機を使用する場合、適切な温度設定を選ばないと、衣類が傷んだりふんわり感が失われたりてしまうことがあるので注意が必要です。
乾燥機の適正温度は60〜70度が目安ですが、衣類の種類によって設定温度を変更しましょう。
例えば、タオルなどの厚手のアイテムは低温で長時間乾燥させることで、パイルを傷めずにふんわり仕上げることができます。
一方、デリケートな素材や色落ちしやすい衣類には、低温の「デリケート乾燥」モードで乾燥しましょう。
衣類へのダメージを抑えながらふんわり感を保つことができます。

ダウンジャケットなどの冬物衣料も、ある程度乾かした後で仕上げに乾燥機をかけると ふんわり仕上がります。

洗濯物がゴワゴワになってしまった時の対処法


洗濯物がゴワゴワになってしまったら、クエン酸を使いましょう。
40度のお湯1リットルに対して、クエン酸を小さじ1とかして、30分ほど浸してから軽く脱水し干します。
クエン酸が洗剤のアルカリ性を中和し、ゴワゴワ感を減らしてくれます。

洗剤や添加物を避けたい場合には、50~60度程度のぬるま湯に10分ほどタオルを浸けてみてください。
繊維にこびりついたミネラルや脂分を和らげてくれるので、ふんわり感を取り戻すことができます。

おわりに

洗い方と干し方を少し工夫するだけで、洗濯物の仕上がりは驚くほど変わります。

洗濯物が多いと、洗濯物を干すときにスペースを十分に確保することができず、乾くまで時間が掛ったりふんわり仕上がらなかったりします。
ご紹介したポイントを活用しつつ、こまめに洗濯をするもしくは洗濯物の量に注意し回数をわけるように心掛けてくださいね。

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