8月は、夏本番から徐々に秋の気配を感じ始める時期。
厳しい暑さやイベント疲れで、心身ともにバランスを崩しやすいため、暦の知恵を借りながら、夏の疲れを癒し、穏やかな時間を過ごすためのヒントをお届けします。
8月の二十四節気と七十二候
8月の暦をご紹介します。
立秋(りっしゅう)(8月7日頃)
暦の上では秋の始まりにあたります。
まだまだ暑さは厳しいものの、秋の気配を感じ始める頃です。
七十二候
-涼風至(すずかぜいたる): 涼しい風が吹き始める。
-寒蝉鳴(ひぐらしなく): ヒグラシが鳴き始める。
-蒙霧升降(ふかききりまとう): 深い霧が立ち込める。
処暑(しょしょ)(8月23日頃): 暑さが和らぎ始める頃。
残暑は厳しいものの、少しずつ秋の気配を感じられるようになります。
七十二候
-綿柎開(わたのはなしべひらく): 綿の花が咲き始める。
-天地始粛(てんちはじめてしゅくす): 暑さがようやくおさまる。
-禾乃登(すなわみのる): 稲が実る。
暦生活の楽しみ方〜8月編〜
暑さが続く時期ではありますが、行事に積極的に参加したり、旬の食材を食事に取り入れたりしてみませんか。
季節の行事や風物詩を味わう
8月には、お盆があり、帰省なさる方も多いかもしれませんね。
先祖の霊を供養し、家族や親族で過ごす時間を作りましょう。
8月15日には終戦記念日があります。
平和に関する書籍や映画に改めて触れてみませんか。
また、この時期は盆踊りや花火大会などの行事が沢山あるので是非足を運んでみてください。
食で楽しむ
スイカ、ナス、トマト、枝豆など、夏野菜が旬を迎えます。
夏バテをしたら、うなぎ、そうめん、冷やし中華などの、夏の疲れに効く料理がおすすめです。
季節の言葉
残暑見舞いの時期にあたるため、手紙やメールを書く際には 「残暑の候」「立秋とは名ばかりの暑さですが」などの言葉が適しています。
おわりに
イベントが沢山ある時期ですが、暑さが厳しいので無理をしないことが大切です。
夏の疲れを癒し、穏やかな時間を過ごしましょう。
皆さんも是非、日々の暮らしに暦を取り入れてみてくださいね。